Un albero ciliegio fiorisce -サクラサク-

此処は、トミーウォーカーが運営するシルバーレイン、エンドブレイカー、サイキックハーツに登録されているキャラのなりきりブログです。 シルバーレイン、エンドブレイカー、サイキックハーツを知らない方はお引き返しください。また、電波文・アンオフィ設定が多いかと思われます。

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忍び寄る魔の手

アンオフィ全開。

暗いです。嫌な方バックプリーズ。

読んでからの苦情は一切受け付けません。


大丈夫な方は追記へどうぞ。







「早く帰らなきゃ……」

自宅の傍で義姉と別れ、小走りで帰宅していた桜。
そんな桜の背後に、1人の人物が近付いていた。

「あらぁ~…桜ちゃんじゃないの。久しぶりねぇ……?」

「∑(びくりっ)え、あ……あ……!」

突然後ろから声を掛けられ、桜はびくりと反応する。
立ち止り恐る恐る振り向けば、そこに立っていたのは……

「ふふふ、随分元気そうねぇ……?」

「あ……お、おば、さん……」

かつて自分を、闇の中に閉じ込め。
ただひたすら暴力をふるい続け、自分を苛め続けた叔母だった。

― 逃げろ。

全身が、警告を出している。
ここに居たら危ない、だから逃げろと。

けど、桜はその場から一歩も動く事が出来なかった。

昔から何度も感じた事のある、恐怖。
ただそれだけが、桜の全身を支配していた。

怖くて、呼吸すらまともに出来ない。
声を発する事も出来ない。

「ふふ、久しぶりに会ったんだし、少しお話しましょう。
 この後暇よね?」

有無を言わさぬ言葉。
答えは「はい」か「イエス」しか認めない。

笑顔でいたと思った次の瞬間、目付きが鋭くなり、見下すような視線で桜を見る。

「ったく……この死に損ないの人形が」

「……!!」

叔母の言葉に、桜は頭の中が真っ白になった。

「せっかく化け物であるあんたを家から追い出せたのに。
 まだしぶとく生きてるなんて…ねぇ?」

「…ちが……」

「何が違うんだよ、ガキ。
 ったく…あんたのせいで周りは不幸になったっていうのに?」

「…………」

それは、違う。
わかっているつもりでも、叔母さんの言葉が桜の心には深く突き刺さる。
昔から何度も繰り返し言われた言葉だからだ。
そう簡単に、決別出来るものではない。

「他人に迷惑をかける事しか出来ないガキのくせに。
 今だって、他人に迷惑かける事してんじゃないだろうねぇ…?」

「…叔父さんと、縁切った叔母さんには、もう、関係ない筈、です…」

「あ?それでも一時的に嫌とはいえあんたの面倒見てるのよ
 色々言われたりもするものなのよ…あんた、その意味がわかってるの?」

一歩一歩、ゆっくりだが確実に桜に近付き、目の前に立つ叔母。
桜は恐怖のあまり、顔を上げる事が出来ない。

「………」

「言ったわよねぇ…?学園に入学させてあげた時に。
 こっちや他人に迷惑かけるような事、一切するんじゃないって」

「ぁっ……!」

ぎりぎりと、桜の首を締めあげる。
もちろん、手加減などしない。
そのまま絞め殺そうとしているように、締め上げる。

「…っ………!」

「あんたが生きてるだけでも、目ざわりなのよ……」

桜も、息苦しいが叔母の腕を掴み抵抗してみるが、
呼吸も苦しく、意識も朦朧としてきたため、抵抗もままならない。

「完全に壊したはずの感情まで戻ってみるみたいだし…
 人形は人形らしく、とっとと壊れて消えなさいよ!」

生まれてこなくて良かったと。
厄病神と。化け物と。

罵詈雑言を浴びせられ、存在を全否定され。

それでも、あそこから出て、銀誓館に通い始めた頃。

まだ生きてて良いのかな…なんて思いながら日々を過ごしてて。

そうしたら、初めて言われた。

「生まれてきてくれてありがとう」って。

その時、なぜかわからないけど、涙が頬を伝い落ちた。
気付いてからはもう、わからなかった。
理由なんてわからないのに、涙は止まらなくて、ずっと泣いてた。

後で、落ち着いてから考えてやっとわかった。

自分は誰かに認めて貰いたかったんだって。
些細な言葉だけど、誰かに言って貰いたかった。
言わなくたって、そんな事はわかりきっている事だったから?

それでも、心の奥底では、望んでいた言葉だったんだ…

死にたくない……そう思いながら、意識を保つのも限界が来ていた桜。

そんな時だった。

ふいに、首を掴んでいた手の力が緩められた。

「っ…あ……?」

苦しいのは変わらないが、少しでも空気が吸えるようになっただけでもましだ。

「選ばせてあげましょう?桜ちゃん。
 今ここで死ぬか……私のところに戻ってくるか。
 特別に選ばせてあげるわ。」

どちらにとっても、桜には地獄の選択。
もちろん、どちらの答えもノーだ。

「…………や……!」

「…………残念ね」

再び、手の力が強められた。

「戻ってくるって言えば死なずにすんだものを…じゃあ、死になさい」

叔母の低い声とともに、首を絞められる。

………ひゅっ―

何か音が聞こえたと思ったら、急に喉の締め付けがなくなった。
それと同時に、視界に赤い何かが映った気がした。
全身の力が抜けて、その場に座り込む。
口を大きく開けて、体内に一秒でも早く空気を取り込もうと息をする。

「…げほっ、ごほっ……」

何が起きた……?
とりあえず、まずわかるのは、首の締め付けがなくなり息ができるようになった事。
自分はまだ、生きているという事。
そして…微かにだが血の匂いがするという事。

意識がまだはっきりしない桜に、それ以上の理解は出来なかった。

「……誰が邪魔したのよ……痛いじゃない…!」

目はまだ虚ろに近いが、顔を上げれば、叔母が右腕を抑えていた。
抑えている手の下から鮮血が流れ出ている。

どうやら、何者かに腕を傷付けられたようだ。
その拍子に、桜の首から手を離したらしい…

「おまわりさーん、ここに怪しい人がいますよー」

「ちっ…覚えときなさいよ、ガキ……!」

これ以上の出血を防ぐため、ハンカチで傷口を抑え、叔母は走り去る。

「………はぁっ……はぁっ……」

大分呼吸が落ち着き、ブロック塀を支えにしながらなんとか立ちあがる桜。
意識もはっきりしてきた。改めて周りを見回せば、誰もいない。
警察官を呼ぼうとしていた人物もいない。

「………誰、が……?」

疑問は残っているが、誰もいないなら、早いところ家に帰ろう…
首にはきっと痕が残ってるだろうから、誰にも見られないようにしないと…

それらを考えながら、その場から走り出した桜。

きっと、気を抜いたら今度こそ確実に倒れ込んで意識を飛ばしてしまいそうだから。

出来るだけ誰にも合わないように。
家に帰っても直ぐに部屋に入って。

晩御飯食べないと、心配されそうだが…今日は食欲がない。
直ぐにベッドに入って、今日はもう休もう。









「………ちーっと強く投げすぎたかな」

まぁ、角の尖った石投げられて、腕の怪我だけで済んだんだから感謝すべきだろ。と小さく呟いて。

「………やっぱりあいつは、ゆるさねぇ……!」

静かに、けど怒りは確かなもので。
離れた角から見ていた人物は、自分もその場を後にしたのだった。



















「お、おっ帰り~?…って、その腕どーしたんだよ?」

「どこからか石が飛んで来たのよ…」

先ほどの場所からしばらく離れた場所に止められていた車。
それに乗り込んだ叔母は、中で待機していた人物と話を交わした。
叔母が乗り込んだのを確認し、車は走り出す。

「へぇ…じゃあ、何?連れてくんのも失敗したわけ?」

「そうよ」

イライラしながら話す叔母。
相手している人物は特に気にするわけでもなく、どこか楽しい獲物を見付けたような瞳で話を聞いていた。

「なぁ、そいつってさ、どんな奴だっけ。写真とかねーの?」

「これよ」

先ほどこっそりと撮っていた写メを見せる叔母。

「へぇ…………で?こいつ、殺して良いの?」

「殺してはダメよ。せっかくの人形がいなくなっちゃうじゃないの」

「ふーん……」

その写メを見ていた人物の顔は面白いおもちゃでも見付けたかのような笑みをした。

「…………………麻倉・桜…ねぇ……」


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色々といらない危険なフラグたてちゃった。

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| SS | 2011-05-15 | comments:0 | TOP↑

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